Monday, August 23, 2010

エボラ熱の発症抑制に成功 米研究所

アフリカで時折流行する致死性のエボラ出血熱の対処法を研究している米陸軍感染症医学研究所は、民間企業の遺伝子治療技術を応用した2種類の治験薬の実験で、エボラウイルスに感染したサルのうち60%の発症を抑えることに成功し、22日付米医学誌ネイチャーメディシン電子版に発表した。
 実験では、エボラ出血熱に症状が似たマールブルグ病のウイルスに感染したすべてのサルの発症を抑えることにも成功したという。
 エボラ出血熱は高熱や筋肉痛に加え皮膚や口、目、耳などからの出血を伴う感染症。治療法やワクチンはなく、生物テロに使われる恐れもある。
 米メディアによると、同研究所と民間バイオ企業AVIバイオファーマが、アンチセンスと呼ばれる人工遺伝子を利用してウイルスの増殖を妨害する2種類の治験薬を使ってサルを対象に実験。エボラウイルスに感染したサル8匹のうち、5匹に効果が見られた。
 AVIバイオファーマは、食品医薬品局(FDA)に人間での臨床試験実施を申請済みで、応用が期待される。(山陽)

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