「におい」かぎ分ける細胞センサー、東大開発
生きた細胞を使って特定の「におい」をかぎ分けるセンサーを、東京大学生産技術研究所の竹内昌治准教授らが世界で初めて開発した。
半導体などを利用した従来のセンサーに比べ、よく似たにおいでも的確に区別できるのが特長だ。米国科学アカデミー紀要電子版に24日、掲載された。
生き物は、あるにおいの元となる化学物質とだけ結合する特殊なたんぱく質を、嗅覚器に持っている。このたんぱく質は「受容体」とよばれ、これにお目当てのにおい物質が結合すると微弱な電気が発生する。
竹内准教授らは、これを人工的に再現した。メスの出すにおい物質に反応するガの受容体などを、実験が容易なアフリカツメガエルの卵細胞の中に作り、におい物質が溶けた液体に接触させた。すると、それぞれ特定のにおいに対してだけ反応し、電流の変化として測定することに成功した。
竹内准教授によると、生物がかぎ分けられるにおいなら、どのようなにおいについても応用可能だという。(読売) Tweet

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