Saturday, August 14, 2010

胃粘膜を修復する2酵素を特定

胃の粘膜を修復する働きがある酵素を、東京都臨床医学総合研究所などの研究チームがマウス実験で突きとめた。
 胃潰瘍などの治療や予防への応用が期待される。米学術誌プロス・ジェネティクスに発表した。
 胃は、細菌や胃液などから粘膜を防御したり、修復したりするため、粘液を分泌している。出血性の胃疾患は粘液の成分などに問題があると生じる。
 研究チームは、胃粘膜表面の粘液分泌細胞がつくる酵素「カルパイン8」「同9」に着目。これらの酵素を作れないように遺伝子操作したマウスにアルコール濃度40%の溶液を飲ませたところ、胃粘膜に損傷がみられた。
 一方、酵素を作れるマウスに同じ濃度のアルコール溶液を飲ませても、胃はほぼ正常だった。2種類のカルパインは一体となって、傷ついた胃粘膜を修復すると考えられるという。
 チームの反町洋之参事研究員は「遺伝子のわずかな個人差で酵素の効き方が異なるため、体質に応じた胃疾患の診断や予防につながる」と話している。(読売)

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