大阪府高槻市の社会医療法人「信愛会」新生病院は6日、昨年1年間に60~90代の入院患者21人が多剤耐性緑膿菌に感染し、このうち62~92歳の11人が死亡したと明らかにした。いずれも院内感染とみられる。
病院によると、感染したのは男性15人、女性6人。五つある病棟のうち四つの病棟に入院していた。死亡した11人は肺炎や脳出血を患っていた男女で、うち6人の直接の死因は感染によるものではなかった。
2013年1月21日に最初の1人のたんから菌が見つかり、6月にも4人の患者から検出されたため、院内の調査を進めていた。今年に入り、肺炎患者らの間で口内の清浄用に使っていたチューブから菌が検出され、器具を介して集団感染が起きた可能性が強いと判断し、公表した。
6日に記者会見した後藤研三院長は「病棟をまたぐ医師らスタッフへは手などの消毒を徹底していたが、(器具までは)思いが至らなかった。申し訳ない」と話した。
新生病院は1996年に開業。225床を備え、内科、外科、リハビリテーション科など11の診療科がある。認知症の高齢者などを多く受け入れている。
多剤耐性緑膿菌はほとんどの抗生物質が効かず、高齢者が感染すると肺炎などを起こして死亡するケースもある。札幌市の札幌医大病院では、2006~08年にかけて院内感染が発生し、患者8人が死亡。04年と12年には京大病院でも患者が死亡した。(山陽)
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