大阪市北区の北野病院は15日、脊髄を損傷した患者の骨髄の細胞を採取し、同じ患者の脊髄に移植することで神経の再生を促す治療の臨床試験を実施すると発表した。病院によると国内初で、1例目を近く実施する予定。
臨床試験の対象は損傷後3週間~1年で、部分的な損傷の20~60歳の患者。計画では2年間で10人に実施し、治療後半年間にわたり安全性や有効性を調べる。
計画によると、腰の骨から採取した骨髄液から、手術室で白血球などを含む「単核球」を分離し、腰の骨から脊髄に移植する。
これまでに、患者本人から採取した骨髄の「間質細胞」を培養後、移植する臨床試験は実施されているが、今回の方法は培養が不要で、経費や手間が大幅に軽減できる。衛生面などの整った大掛かりな培養施設も不要という。(山陽)
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