国立循環器病研究センターが試験運用を始めたドクターカー=10日午後、大阪府吹田市国立循環器病研究センター(大阪府吹田市)は10日、関西の病院からセンターへ重症患者を搬送する際、医師や看護師が同乗して診療に当たるドクターカーの試験運用を始めたと発表した。
センターによると、重症患者の病院間の搬送は、急な容体悪化に対応できないなどの理由で諦めているケースがあった。ドクターカーは専門病院と同程度の高度な治療を実施できる「動く診療室」で、迅速、安全に搬送できる。
新生児から成人まで幅広い患者に対応し、人工心肺補助装置など大型の医療機器も同時に運べる「世界でも類を見ない高性能車」としている。
ドクターカーは、全長約6メートル、高さ約3メートルで、除細動器や超音波診断装置などを搭載し、新生児の搬送用保育器も設置可能。床は平らで天井が高く、医師らが立って車内を動ける。
患者の心電図や車内の映像などをセンターに送信して連絡を取り合うことができ、到着後スムーズに手術を始められる。今後は、往復で600キロ程度の病院まで搬送範囲を広げるとしている。(山陽)
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