Monday, July 30, 2012

「アシモ」の技術を介護予防に、ホンダ、国と実証実験


ホンダは29日、足腰が弱った人の歩行を助ける装置「リズム歩行アシスト」を活用し、介護予防のトレーニングに役立てる実証実験を始めると発表した。  装置は、同社が二足歩行ロボット「ASIMO(アシモ)」の開発で培った制御技術を生かした。体重の減少や歩行速度の低下が見られるなど今後、要介護となるリスクがあるお年寄りに使ってもらい、健康的な歩き方が取り戻せるか検証する。  実験は29日にオープンした国立長寿医療研究センター「健康増進・老年病予防センター」(愛知県大府市)と共同で8月から実施する。効果があれば各自治体で介護予防事業に利用してもらうのが狙い。ホンダは装置の市販も検討する。  腰と太ももにベルトのように取り付け、電動モーターが適度な歩幅とペースで歩けるよう補助する仕組み。既に70代の高齢者十数人に3カ月間、週2回の割合で付けて歩いてもらうテストを実施し、装置を外しても歩幅が広く、速度が速くなる成果があったという。  今回の実証実験はより大規模で、大府市の高齢者約300人が対象。装置を使った場合や、使わずに歩く訓練をした場合などにグループ分けし、1年間かけて観察する。(山陽)

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