2011年度に介護予防を含む介護サービスを利用した人は10年度を24万6千人上回り、過去最多の517万4千人に上ったことが26日、厚生労働省の介護給付費実態調査で分かった。確定的なデータの03年度の1・4倍に増えた。
厚労省は「高齢化に伴う介護需要の増加で給付費の膨張に歯止めがかからない状況」と分析。給付費抑制のため、ことし4月からの介護報酬改定で施設サービスから在宅サービスへの転換を打ち出したが、効果は見通せない。
調査は、各都道府県の国民健康保険団体連合会が審査した介護給付費明細書と給付管理票を対象に実施。
サービス別の内訳では、訪問介護が129万9千人で前年度比5万1千人増。通所介護は155万5千人で10万4千人増えた。
施設サービスの利用者は、特別養護老人ホームが56万2千人、老人保健施設が49万9千人でいずれも前年度より増加。介護型療養病床は12万7千人で9千人減った。
ことし4月審査分で1人当たりの給付費を都道府県別にみると、介護サービスで最も高かったのは沖縄の21万2千円。介護予防サービスも沖縄の4万4千円だった。(山陽)
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