Sunday, May 06, 2012

マントルは、構成物質の組成が上部と下部で異なる


地球内部のマントルは、構成物質の組成が上部と下部で異なることを、東北大や高輝度光科学研究センターなどが高温高圧実験で突き止めた。  マントルは均質とする従来の説を覆す成果で、英科学誌ネイチャー電子版に3日発表した。  マントルは地球表面を覆う地殻(深さ数~数十キロ・メートル)の下の岩石層で、深さ2900キロまである。地震波の伝わる速度が変化する深さ660キロを境に、上部と下部に区分されている。  上部の組成は、マグマと一緒に噴出したマントル物質の分析などから、かんらん石が主成分とわかっているが、下部は分析試料がない。マントル内の対流から組成が均質化し、上部と同じだと考えられていた。  研究チームは、大型放射光施設「SPring―8(スプリング8)」で、下部の状態(温度2700度、30万~124万気圧)を再現。観測された地震波の速度と一致する組成を調べた結果、上部よりも岩石に含まれるケイ素が2倍多いことがわかった。(読売)

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