福岡県糸島市にある県指定名勝「白糸の滝」からの水流を利用した小水力発電の計画が進んでいる。
市と九州大、地元の白糸行政区がスクラムを組み、滝の下流3か所に取り付ける発電機で地区の観光施設や三十数世帯の電力を賄う。東京電力福島第一原発事故後、注目が集まる再生可能エネルギーを核に、地区全体をエコパーク化する構想で、29、30日には現地で発電機を公開するイベントを開く。
白糸の滝は福岡、佐賀県境にある羽金(はがね)山(900メートル)の中腹、川付(かわつき)川の上流に位置し、高さ24メートル、幅14メートル。
今回の計画は、滝を中心にした「持続可能な地域づくり」を目指し、市が昨年度、九州大大学院工学研究院環境社会部門の研究室に100万円を助成し、共同研究として始まった。
発電機の一つは、滝付近で使われなくなっていた精米用の木製水車(直径約3メートル)を利用。水車の軸に回転を増幅するギアや発電装置を取り付け、発電の仕組みを学べる場にもする。
二つ目は、その下流で落差20~25メートル、毎秒0・05立方メートルの流量を利用し、発電容量は6~8キロ・ワット時。今年度に設置予定で、毎年十数万人が訪れ、年間約7万キロ・ワット時(約140万円)を消費する観光施設「白糸の滝ふれあいの里」に供給する。
さらに下流の三つ目は、落差80~100メートルで同じ流量の水を使い、発電容量30~40キロ・ワット時。2014年度をめどに設置し、白糸行政区の三十数世帯での利用や売電を考えているという。(読売)
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