Monday, June 18, 2012

免疫不全のブタ作製、医薬品開発など期待


細胞などを移植しても拒絶反応が起きにくい免疫不全のブタを、農業生物資源研究所(茨城県つくば市)などの研究グループが作製した。  既にマウスなどでは免疫不全の実験動物が作られていたが、ブタはマウスより長生きで臓器の大きさなどもヒトに近い。まだ一部の免疫機能が残っているが、研究が進めば将来、ヒトの細胞を移植して、医薬品の効き目を長期間調べたり移植用臓器を作ったりできる可能性がある。13日の米科学誌セル・ステムセルに発表した。  同研究所は、免疫機能の重要な遺伝子「IL2rg」が欠けたブタの体細胞を作製。この細胞からクローン技術で免疫不全のブタを育て、計14頭に増やした。これらのブタは体の免疫機構を統括する胸腺がなく、リンパ球のT細胞やNK細胞を作れない。感染症に弱く、寿命は2か月以内だが、正常なブタの骨髄を5頭に移植すると免疫機能が回復し、3頭が1年以上生きた。(読売)

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