厚生労働省は30日、無症状だが結核菌に感染している恐れがある「潜在性結核感染症」の治療対象者として2011年に新たに登録された人は、前年の4930人から2倍以上の1万46人に増加したと発表した。
厚労省は「主に使われる血液検査キットを変更したことなどが診断増加に影響している可能性はあるが、別の要因も否定できず、慎重に調べたい」としている。
潜在性結核感染症は、症状はないが血液検査などで結核菌保有の疑いがあると診断された状態。治療が必要と医師が判断すると、患者として登録される。20~59歳が計約7500人で、働き盛りの人が目立った。
一方、結核患者として新規登録された人は10年から580人減の2万2681人。人口10万人当たりの患者数を示す罹患率も0・5減の17・7となり、どちらも12年連続での減少だった。死亡者数は2162人で、前年より33人増えた。
都道府県別の罹患率は大阪(28・0)、徳島(23・6)、和歌山(23・5)、東京(22・9)、岐阜(21・0)の順で高かった。(山陽)
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