元従業員らに胆管がんが相次いだ大阪市の校正印刷会社の顧問弁護士が31日、この問題を独自に調査した結果について記者会見し、会社での作業と胆管がんの発症の因果関係について「断定できない。国の調査結果を待ちたい」と話した。会社側が公式に会見するのは問題発覚後、初めて。
また、発症者への補償や謝罪については「原因や因果関係が不明。判明次第、検討したい」と述べた。
同社によると、最初に発症者を把握したのは2003年で、胆管がんが相次いでいると認識したのは「2人目が発症した04年」と説明した。
「胆管がんで亡くなった方がいることは誠に残念で、お見舞い申し上げる」としたものの、「時間がない」との理由で会見を30分あまりで打ち切った。
被害者支援に取り組む関西労働者安全センター(大阪市)の調査では、同社の元従業員ら13人が発症し、7人が死亡したことが判明している。
胆管がん発症の原因物質として、インキの洗浄剤に含まれる有機溶剤が疑われ、同社で発症者が多かった原因として、地下作業場の換気が不十分だった可能性も指摘されている。
厚生労働省の全国調査では、大阪のほか宮城、東京、石川、静岡などでも発症者が見つかっている。(山陽)
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