アルツハイマー病やパーキンソン病など、治療が困難とされる20種類以上の疾患に関与しているとされるタンパク質の異常な集まり「アミロイド線維」を、超音波を使って作ることに大阪大と福井大のチームが成功した。
不明だったアミロイド線維の形成過程も明らかにしており、成果は米科学アカデミー紀要に掲載された。血液に超音波を当て、形成される線維の量を測定できれば各疾患にどれぐらいかかりやすいのかを把握できる可能性がある、としている。
アミロイド線維は幅10ナノメートル(ナノは10億分の1)、長さ数マイクロメートル(マイクロは100万分の1)の針状のタンパク質の固まり。この線維が関わる疾患はアミロイド病と総称され、疾患によりタンパク質の種類や沈着場所が異なる。
チームは、線維の形が均一で整っているため、結晶のように生成できると予測。タンパク質「ベータ2ミクログロブリン」が過剰に溶けた液体に特定の超音波を当て、アミロイド線維を作ることに成功した。この線維は人工透析を受ける患者に起きる透析アミロイドーシスの原因とされる。
アルツハイマー病で見られるアミロイドベータ、パーキンソン病で見られるアルファシヌクレインという二つのタンパク質でも、同様の方法でアミロイド線維を作った。(山陽)
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