久留米大循環器病研究所(福岡県久留米市)を中心とする研究チームが18日、突然死の一因となる「大動脈解離」を防ぐタンパク質を発見したと発表した。
大動脈解離は高血圧や動脈硬化を抱える50代以上の男性に多く、国内で推定年間1万人が発症するが、研究があまり進んでいない。今回の発見は病態解明や予防への一歩になると期待される。
大動脈解離は、心臓近くの大動脈で、3層構造になっている血管壁内側に裂け目が生じ、そこに血液が流れ込む突発性の病気。脳に送られる血液が減って、数分で死に至ることが多い。
研究チームの青木浩樹教授らは人間の体内で生成されるタンパク質「テネイシンC」の働きを調べるためマウスで実験。テネイシンCを生成するマウスは大動脈解離を発症しないが、生成できないようにしたマウスは半数が発症したため、テネイシンCが解離を防いでいると結論づけた。
青木教授は「血液検査でテネイシンCの量を測定することで病気を予防できるよう、研究を進めたい」と話している。(山陽)
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