Saturday, December 03, 2011

福島市、新たに5戸が基準値超え、渡利地区は初検出

福島県は2日、福島市の農家5戸が収穫したコメから、国の暫定基準値(1キログラム当たり500ベクレル)を超える最大760ベクレルの放射性セシウムを新たに検出したと発表した。うち3戸は福島県庁にも近い渡利地区で、初めての検出。残り2戸はこれまで基準値超えが見つかっていた大波地区で、県内で基準値を上回ったのは計18戸になった。
 政府は、新たに基準値超えが確認された地域のコメについて、5日にも県に出荷停止を指示する方針を固めた。
 渡利地区は、近くの大波地区とともに周辺より放射線量が高いホットスポットがあるとされている。
 県によると、渡利地区の3戸で生産された65袋(約2トン)は、自家保有米として農家が保管。大波地区も既に国が出荷停止しており、いずれも市場に流通していない。
 県は、渡利地区を含む合併前の旧福島市で、米の出荷を自粛するよう福島市を通じて要請した。
 渡利地区では25戸の検査で3戸の基準値超えが判明し、それぞれの最大値は590、550、510ベクレル。県は「いずれも山あいの地域のようだ」としている。
 JA新ふくしま(福島市)によると、渡利地区から同JAに出荷されたコメは全て倉庫に保管されており、販売されたものはなかった。今後は同JA管内全ての地区のコメについて独自の検査を行う。(山陽)

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