Tuesday, December 13, 2011

高危険度の病原体実験施設

長崎大が設置検討
 長崎大は13日の記者会見で、エボラ出血熱など、最も危険度が高い感染症の病原体を扱う高度安全実験施設の設置を検討していることを明らかにした。同様の施設は国内では国立感染症研究所村山庁舎(東京都武蔵村山市)にあるが、住民の反対などにより稼働していない。
 長崎大の案によると、危険度を表すBSL(バイオセーフティーレベル)という指標で、最も高い「4」の病原体を扱う。感染症の予防や治療法開発のため、体長50~60センチの中型の動物を扱うことができる実験室を二つ設置。中にいた研究者らが外部に出る際には高圧の蒸気による滅菌をするほか、施設内の空気が外部に漏れないよう内部の気圧を低く保ち、排気の際は2層以上の高性能フィルターを通す。
 学内外の委員を集めたワーキンググループが11月に開かれ、案はおおむね了承された。委員からは「病院に近接していることが望ましい」「自然災害が起きた場合を考慮すべきだ」といった意見が出たという。
 ただ、設置時期や場所については、約100億円の建設費を国が予算化するめどが立っていない上、住民の理解が進んでいないことなどから未定としている。(山陽)

0 Comments:

Post a Comment

<< Home