Friday, December 09, 2011

マイコプラズマ肺炎感染 県内でも多発

定点観測患者200人超、昨年同期の倍
 今夏以降、過去最悪ペースで大流行しているマイコプラズマ肺炎の感染が県内でも多発している。発生動向の指標となる定点観測値は10月下旬に全国ワースト2位を記録し、過去10年でも高水準で推移。患者の大半は子どもだが、高齢者では重症化する例もあり、県や専門家は「せきが長引くなど、異変を感じたら早めに受診を」と呼び掛けている。
 国富泰二・県医師会理事(県感染症対策委員)によると、マイコプラズマと呼ばれる微生物が原因。せきやくしゃみで感染し、発熱など風邪に似た症状のほか、乾いたせきが数週間続く。一般的な肺炎と比べ症状は軽いことが多いが、免疫力が弱い高齢者では重症化して脳炎や髄膜炎などの合併症を引き起こしたり、死に至る例もあるという。
 国立感染症研究所や県の統計では、今年の全国の患者数は1万3859人(11月27日時点)で、過去最多だった昨年1年間(9819人)を既に大きく上回っている。
 5医療機関で定点観測を行う県内でも、第48週(11月28日〜12月4日)までの患者数が202人に上り、昨年同期(98人)の倍以上。1施設当たりの平均患者数は第43週(10月24〜30日)が3・20人で全国ワースト2位、第48週も同数の3・20人と深刻な状況だ。
 県健康推進課によると、風邪などと同様、手洗い・うがいの徹底やマスク着用で予防が可能。ただ、インフルエンザなどのように特定の流行時期がなく、「1年を通じて感染に気をつけてほしい」(同課)としている。(山陽)

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