福島県が農林除染の基本方針決定
「田畑は反転耕を」
東京電力福島第1原発事故で、福島県内の市町村などが除染計画を立てる際に活用してもらおうと、県は5日、田畑、果樹、牧草地、森林を対象とする「農林地等除染基本方針」を策定した。農畜産物から放射性セシウムが検出されないことを目標に掲げ、各市町村に6日説明する見通し。
基本方針によると、田畑は今秋のコメの検査で放射性セシウムが検出されたかどうかで判断。検出された地域は、表土と30センチ程度の深さの土を入れ替える「反転耕」を勧めている。不検出の地域は、深く耕す対策がメーンと位置付けた。
コメの作付けを今年見送り、耕していない地域では、除草後に表土をはいで反転耕などが有効としている。
こうした反転耕や深耕の前に、ゼオライトなどの吸着剤を田畑にまき、農作物のセシウム取り込みの抑制を目指す。
果樹では、木の皮の削り取り、高圧洗浄などを推進。牧草地も土壌の汚染状況に応じて表土のはぎ取りなどを行うべきだとしている。
森林については、追加被ばく線量を年間1ミリシーベルト以下に低減することが目標。除染は住居近くを優先し、生活圏から20メートルまでの所で落ち葉を取り除く。(山陽) Tweet

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