警戒区域で放射性物質の除染公開
水と湯、効果に差なし
福島県大熊町の役場庁舎屋上で除染作業をする作業員=4日午前 東京電力福島第1原発事故を受け、政府は4日、第1原発がある福島県大熊町の役場庁舎に付着した放射性物質を高圧洗浄機で洗い流すなどの除染作業を報道陣に公開した。警戒区域や計画的避難区域で進めているモデル事業の一つで、効果や安全性、経済性を検証するのが目的。
第1原発から南西約4キロにある大熊町役場(3階建て)は作業前、屋上の床面から1センチの空間放射線量が毎時約16マイクロシーベルト。防護服を着た作業員が、(1)洗浄時間(2)洗浄に利用する水の温度―で差をつけて床面を洗浄した。
常温水の場合、10分間で線量が同10マイクロシーベルト、15分間で同9・28マイクロシーベルト、20分間で同8・92マイクロシーベルトと低減効果にあまり差はなく、常温水の代わりに熱水を利用してもほとんど変わらなかった。
除染で排出された汚染水はホースを使って役場の敷地内に設置された大型水槽にいったんためて、隣の浄化処理装置で今後、再利用できるかどうか確認するとしている。(山陽) Tweet

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