Sunday, January 08, 2012

心のケア拠点、10日に開設

震災、原発事故にも対応
 東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の影響で、病院の閉鎖が続くなど危機的な状況にある福島県沿岸部の相双地域の精神科医療を立て直すため、福島県立医大などのグループは10日、新たに「心のケア」の拠点を同県相馬市に開設する。
 以前からの精神科患者に加え、原発事故や津波で心的外傷後ストレス障害(PTSD)などを発症する恐れがある被災者のケアも想定している。
 県によると、相双地域では精神科のある4病院のうち、3病院が原発事故の警戒区域内にあり閉鎖中。残る1病院や診療所も週に数日の外来診療のみの状況だ。
 拠点では精神科医や看護師、精神保健福祉士らが24時間態勢で対応。
 往診を含む診察や訪問看護をする「クリニック」と、仮設住宅などを訪問して予防的な健康相談に応じる「心のケアセンター」を併設し、双方で情報交換しながらケアに当たる。
 スタッフは常勤の精神科医1人を含む計8人でスタートするが、順次増員する方針。
 関係者は「原発事故による避難で地域社会が分断されており、対応は一筋縄ではいかない。最善の方法を模索していきたい」と話している。(山陽)

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