Wednesday, February 01, 2012

鳥インフル研究、悪用懸念と声明

米諮問委が科学誌に
 日欧の科学者による鳥インフルエンザ研究論文の一部を削除するよう米政府の科学諮問委員会(NSABB)が勧告した問題で、同委員会のメンバーらは1月31日、テロなどに悪用される恐れがあるなどと指摘する声明をあらためて科学誌に発表し、研究者らに理解と協力を求めた。
 NSABBの議長代理を務める北アリゾナ大のポール・カイム博士らによる声明で、米科学誌サイエンスと英科学誌ネイチャー(いずれも電子版)に掲載された。
 声明は、東京大医科学研究所の河岡義裕教授やオランダ・エラスムス医療センターの研究チームによるH5N1型鳥インフルエンザの遺伝子を改変する研究について、哺乳類から哺乳類に効率よく感染する可能性を突き止めた「非常に重要な成果だ」と評価。一方で、「バイオテロに対する懸念も投げかけた」と指摘した。
 その上で、「ウイルスの作り方など詳細を削除することが、社会に最大の利益をもたらし、リスクを最小限にすると判断した」と勧告の経緯を説明した。(山陽)

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