ハンセン病療養所内に保育所開設
2月、熊本に全国初
熊本県合志市の国立ハンセン病療養所「菊池恵楓園」は、全国に13ある国立療養所で初めてとなる施設内の保育所「かえでの森こども園」を2月1日に開設する。
遺伝病と誤解され、子どもを持つことができなかった入所者は、地域住民との“交流拠点”としての施設の発展に期待する。ただ、全国的には施設に勤務する医師が不足するなど、療養所を取り巻く状況は厳しい。
国立療養所はかつて入所者に利用が限定されていたが、2009年4月のハンセン病問題基本法施行後、一般の入院患者の受け入れや、保育所などの民間施設の誘致も可能になった。
恵楓園の入所者らは子どもと交流できる保育所の設置を要望し、昨年12月に施設の改装が完了した。こども園は定員が36人で0~6歳児を受け入れる。園内には入所者や地域住民が自由に出入りできる交流スペースも設けられた。
全国の療養所の入所者数は1950年代には1万人を超えたが、高齢化が進むなどして昨年5月1日時点で2275人と減少の一途をたどる。
厚生労働省国立ハンセン病療養所管理室は「入所者が減っても必要な医療は確保していく。機械的に職員を減らすことはない」と強調する。(山陽) Tweet

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