Thursday, February 02, 2012

10年後の喫煙率12%が目標

次期がん対策計画の素案
 都内のたばこ店=港区  厚生労働省は1日、10年後に喫煙率を12・2%とする目標値を盛り込んだ2012年度からの次期がん対策推進基本計画の素案を、がん対策推進協議会(会長・門田守人がん研有明病院長)に示した。低迷するがん検診受診率の目標値などでさらに検討を続け、6月に正式決定する方針だ。
 素案では22年度までに、禁煙したい人が禁煙することで成人喫煙率を10年の19・5%から12・2%にするとし、未成年の喫煙は継続して「なくす」ことを目標とした。受動喫煙の機会も半減を目指し、飲食店で15%(10年50・1%)、家庭で3%(同10・7%)に下げる。行政機関と医療機関は0%とする。また20年までに受動喫煙のない職場を実現するとした。
 07年度に策定された現計画は、喫煙率半減を盛り込む方針だったが、たばこ業界などの反対で見送られた。
 また、現計画で、5年以内に50%以上にすると掲げた乳がん、大腸がんなどの検診受診率は、現状では20~30%と低迷。諸外国と比べても受診率が低いため、目標値の設定の仕方や、諸外国と同様に受診率の算定年齢層を制限するかなどを検討課題とし、具体的な目標値の設定は先送りした。
 ただ、死亡率が上昇している乳がんと子宮がん、検診の有効性が確実な大腸がんの検診には目標値が必要と提案した。(山陽)

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