健康保険組合連合会(健保連)は16日、全国の1435健保組合全体で2012年度の経常赤字が5782億円に上り、5年連続で大幅赤字になるとの見通しを発表した。過去最高の約4割に当たる584組合が保険料率を引き上げた。うち288組合が2年連続で引き上げ。
健保組合は主に大企業の従業員とその家族約3千万人が加入。回答があった1346組合のデータから全体を集計した。
平均保険料率は前年度比0・37ポイント増の8・31%。保険料のベースとなる賃金が伸び悩む中、料率の引き上げで収入増を図るが、高齢者医療向けの拠出金負担が響く。
赤字を埋める積立金は5年間で約1兆8千億円を取り崩し、13年3月末には約1兆円まで減少する見通し。健保連は「積立金は2~3年で底を突き、解散に追い込まれる組合が続出する」と指摘している。
高齢者向け拠出金は8・91%増の3兆1355億円と初めて3兆円を突破した。約9割の1276組合が赤字となる。
経常収入は6兆9082億円、経常支出は7兆4864億円の見込み。11年度予算より赤字幅は縮小するが、08年度以降、3千億円を超える大幅な赤字が続く。(山陽)
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