海藻摂取多いほど甲状腺がん増加
ただし閉経後の女性
閉経後の女性で、海藻をほぼ毎日食べる人は、週に2日以下しか食べない人に比べ、甲状腺がんになるリスクが2・43倍になるとの研究結果を、国立がん研究センターと国立環境研究所のチームが11日発表した。
甲状腺がんの中で最も多いが、生命にかかわることは少ない乳頭がんに限ると、リスクは3・81倍とさらに大きかった。
海藻に多く含まれるヨウ素は健康維持に必要なミネラルだが、摂りすぎると甲状腺がんに結び付く可能性があるとされる。ただ、閉経前の女性では海藻を頻繁に食べてもリスクは増えず、チームは「女性ホルモンの濃度などが関与しているとも考えられるが、仕組みははっきりとは分からない」としている。
研究では、9府県の40~69歳の女性5万2千人余りを1990年代から約14年間追跡。この間に134人が甲状腺がんになり、うち113人が乳頭がんだった。
食事に関する調査を基に、海藻の摂取頻度を「週2日以下」「週3~4日」「ほとんど毎日」の3グループに分けると、閉経後の女性については、摂取頻度が上がるほどリスクが増えていた。
男性には甲状腺がんが少なく、意味のある解析結果が出ないため、研究対象に含めなかった。(山陽) Tweet

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