Wednesday, July 11, 2012

短期滞在者も内部被ばく、福島第1原発事故


東京電力福島第1原発事故による内部被ばくについて議論する国際シンポジウムが10日、千葉市の放射線医学総合研究所(放医研)で開かれ、長崎大の研究グループが、事故後1カ月以内に福島県に滞在した人の26%からセシウム134など3種類の放射性物質が検出されたとする研究結果を報告した。  一生の間に受ける放射線の総量を示す「預託実効線量」が1ミリシーベルトを超えたのは1人だけで、全体で、がんのリスクが高まるとされる100ミリシーベルトを下回った。  長崎大の松田尚樹教授(放射線科学)らのグループは、事故後、出張や支援活動などで福島県内に滞在した男女173人を対象に、長崎大でホールボディーカウンターと呼ばれる装置を使って内部被ばく検査を実施した。  対象者の平均年齢は42・2歳で平均滞在期間は4・8日。55人からヨウ素131、67人からセシウム134、56人から同137が検出され、3種類とも検出されたのは45人だった。事故後8日間の滞在者で検出率が高かったという。  松田教授は「吸入による放射性物質の体内への取り込みは、極めて初期の段階で生じていたことを示す結果だ」と話している。(山陽)

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