Wednesday, August 08, 2012

脳動脈瘤破裂を早期予測、東大とトヨタ子会社


東京大とトヨタ自動車のシステム開発子会社でつくる共同研究チームは7日、磁気共鳴画像装置(MRI)などの医療画像情報を使って、脳動脈瘤が破裂するかどうかを従来よりも早期に予測できるようになったと発表した。  脳動脈瘤は日本人の平均2~3%が発症し、うち約2%は破裂してくも膜下出血となる。くも膜下出血を避けるには、手術が有効な手段だが、患者の体に負担が大きいため、手術実施の判断が難しかった。  従来は血液の流れなどの影響を計算するのに30日ほどかかっていた。トヨタ子会社が開発した自動車の振動や騒音の評価に使う技術を応用し、解析精度を落とさずに計算時間を5分の1の6日に短縮した。  MRIやコンピューター断層撮影装置(CT)の情報を基にコンピューターを使って体内の血流などを模擬的に解析する。  東大大学院情報学環の大島まり教授は名古屋市で記者会見し、今後の課題について「症例を増やして予測技術の信頼度を高め、使い勝手を向上させていく。5~10年をめどに実用化したい」と語った。 (山陽)

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