東京電力が6日、公開を始めた福島第一原子力発電所事故直後のテレビ会議録画映像について、避難住民や関係者からは、「全面開示」や、「遅すぎる」など厳しい声が聞かれた。
浪江町請戸から二本松市の仮設住宅に避難している無職居村久治さん(83)は、公開が一部になった点について、「事故を起こしておきながら、隠蔽するという企業の体質は変わっていない」と憤った。
会津若松市の仮設住宅で避難生活を送る大熊町の斎藤重征(じゅうせい)さん(67)は、「(菅首相が話す音声も無く)東電と第一原発からの撤退の言い争いをしたのかわからない」と吐き捨てた。
楢葉町の松本幸英町長は「もっと早く公開してほしかった。信頼を失ってしまった現状では、都合の悪いものを隠しているのではないかとか疑い、逆効果になりかねない」と話す。
事故当時、大熊町のオフサイトセンターで会議に参加していた小山吉弘・県原子力安全対策課長は、「東電自らが公開すべき性質のもので、外部から求められて出すようでは、経緯を明らかにして検証しようという姿勢が問われる」と首をかしげた。( 読売)
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