Thursday, August 09, 2012

認知症は「2カ月で退院」、国、都道府県に通知へ


認知症患者の長期入院を解消するため「新たな入院患者のうち半数は2カ月以内に退院する」ことを目標に医療態勢を整備するよう、厚生労働省が都道府県に通知することが8日分かった。都道府県は通知に沿って2013年度からの医療計画を策定する。  認知症患者は、地域の受け入れ態勢が不十分などの理由で、支援があれば自宅で生活できる人でも入院し長引く傾向がある。厚労省は住み慣れた地域で生活できるよう退院を促すとともに、自宅や施設で医療や介護を受けられる環境を整える方針。一方で退院促進策のみの先行を懸念する声もある。  厚労省は6月、認知症対策の報告書をまとめ、精神科へ入院した認知症患者のうち半数が退院するまでの期間を、現状の6カ月程度から、20年度には2カ月以内にすると明記。厚労省は、通知により全国的な態勢整備を具体化させる。  厚労省は月内に通知する。通知では「半数が2カ月以内に退院」との目標を達成するため、各都道府県に医療態勢を整えるよう求める。都道府県は通知を踏まえ13~17年度の医療計画をつくり、地域の実情に応じた目標値を定める見通し。  このほか、詳しい診断や専門的な医療相談ができる「認知症疾患医療センター」について、65歳以上の人口が6万人いる圏域に1カ所程度整備することなどを求める。(山陽)

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