Friday, September 28, 2012

細胞内タンパク質活性化で心筋梗塞の進行抑える


心筋梗塞を発症した際、心臓の筋肉細胞にある「CFTRイオンチャンネル」というタンパク質を活性化させると、症状の進行を抑えられることを、自然科学研究機構生理学研究所(愛知県岡崎市)と仁愛大(福井県越前市)の研究チームがマウスを使った実験で突き止め、27日までに生理学・生化学国際誌電子版に発表した。  研究チームによると、心筋梗塞の発症直後にCFTRイオンチャンネルを活性化させると、細胞の容積などを決める塩素イオンが放出され、細胞死を抑えられるといい、岡田泰伸・生理学研究所所長は「新しい治療法が開発される可能性がある」としている。  心臓の血管を糸で縛り、30分後にほどいて心筋梗塞の状態にしたマウスに、急性心不全の治療薬と特定の酵素を活性化させる薬などを投与してCFTRイオンチャンネルを活性化させると、心筋壊死の進行を抑えられた。  一方で、遺伝子を改変してCFTRイオンチャンネルを持たないマウスを心筋梗塞の症状にして、薬を投与しても心筋梗塞の症状は改善されなかったという。  岡田所長は「急性心不全の治療薬が、心筋のタンパク質にも効くことが分かった。ほかにも効果がある薬剤の研究を進めたい」と話している。(山陽)

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