けがや病気で傷んだ体を修復する再生医療で、高い品質の人工多能性幹細胞(iPS細胞)を迅速に供給しようと京都大の山中伸弥教授らが進める備蓄計画「iPS細胞ストック」を構築するため、献血者への協力呼び掛けが17日、京都市と大阪市の日赤の献血ルーム2カ所で始まった。
さまざまな細胞や組織になる能力があるiPS細胞は患者自身の細胞から作製でき、本人に移植しても拒絶反応は起きない。ただ、安全性や有効性が確保されたiPS細胞を用意するには時間がかかり、治療を急ぐケースでは間に合わないため、多くの人に利用できるiPS細胞を作っておく必要がある。
iPS細胞は血液中の細胞からも作製できるため、他人に移植しても拒絶反応が起きにくいタイプの細胞を持つ献血者の協力を得て、備蓄することにした。日本人の3~5割をカバーできるiPS細胞ストックを5年以内に構築する計画だ。
京大iPS細胞研究所によると、拒絶反応の起きにくい細胞を持つのは日本人のわずか数%。血小板の成分献血をした人の中から該当する型を持つ人を探し、日赤が協力要請の手紙を送る。協力する場合はiPS細胞研究所に連絡し、説明を受けて採血。iPS細胞が作られる。(山陽)
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