厚生労働省は14日、風疹の大流行で予防接種を受ける人が急増し、8月にもワクチンが不足する恐れがあるとして、任意接種は妊娠希望者や妊婦周辺の家族などを優先するよう自治体や医療機関に協力を求めた。
妊娠初期の女性が風疹に感染すると胎児に障害の出る可能性があることが懸念されており、厚労省などは予防接種の検討を呼び掛けていた。厚労省結核感染症課はワクチン不足の見通しについて「任意接種に助成金を出す制度を始めた自治体が春以降に増えたことによる影響が大きいようだ」としている。
同課はワクチンの出荷状況から4、5月の全国の任意接種回数を推計。4月は約9万回だったが、多くの自治体で助成制度が始まったのに合わせるように、5月には約32万回に急増していた。
ワクチンメーカーが供給体制を大きく変えることは難しく、6月以降に任意接種が月35万回のペースで続いた場合、8月末には約3万回分のワクチンが不足し、子どもに実施している定期接種に支障が生じる事態になりかねないという。
今年はワクチンの接種機会がなかったとみられる20~40代を中心に風疹が流行しており、6月2日までの累計患者数は昨年1年の約4倍となる9408人に上っている。(山陽)
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