Friday, January 10, 2014

臨床研究、不適切なデータ扱いか アルツハイマー病早期発見で


アルツハイマー病の早期発見を目指して全国38の医療機関が参加する大規模な臨床研究で、厚生労働省は10日までに、データが不適切に扱われたと内部の研究者から指摘があったとして、関係者から事情を聴くなど調査を始めた。  研究は2007年に始まった「J―ADNI」(ジェイ・アドニ)で、岩坪威東京大教授が主任研究者。国が20億円以上の研究費を助成している。軽度のアルツハイマー病患者や、発症には至っていない軽度認知障害とされた人など計600人を2~3年間追跡し、脳に起きる変化を調べた。  しかし、チームの朝田隆筑波大教授が約550人分のデータを検証すると、アルツハイマー病以外による認知症など、解析に適さない可能性のある患者が約80人含まれていた。また、一定の時間がたった後に記憶を確かめる検査で、経過時間の修正があったという。  朝田教授は「まだ論文になったわけではないのでデータの改ざんではないが、データの修正を求めるやり方が不適切だった」と指摘している。  認知症は国内に約300万人との推計もあり、中でも次第に脳細胞が死んでいくアルツハイマー病が最も多いとされている。早期の発見と治療開始を目指し、研究が盛んに行われている。(山陽)

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