Saturday, February 22, 2014

水中でも高強度のゲル開発 東大、医療応用に期待


水の中でも膨らんだり形が変わったりしない、高強度のゼリー状の物質(ゲル)を東京大のチームが開発し、21日付の米科学誌サイエンスに発表した。人工軟骨や人工眼球の素材に期待できるという。  酒井崇匡・東大助教は「再生医療で、人工多能性幹細胞(iPS細胞)やSTAP細胞などを体内に移植する際の土台に使えるかもしれない」と話している。  ゲルは、化学物質の隙間に水が入りゼリー状に固まった物質で、成分の半分以上は水。ソフトコンタクトレンズなど医療用に利用されているが、水中に長時間置くと変形したり、もろくなったりする問題があった。  チームは、規則正しい網目構造を持ち強度が高いゲルに、温度が高くなると縮む性質のある分子を組み込み、体温程度の水温では膨張しない透明なゲルを作った。  作り方は、ゲルの原料に分子を混ぜて数秒から数分待つだけ。シート状にすると約7倍の長さに引き伸ばすことができ、1カ月間水に浸しても、形や強度が変わらなかった。  1平方センチ当たり600キログラムの力をかけてもつぶれず、軟骨の強度を上回った。今のところ細胞への毒性は見つかっていないという。(山陽)

0 Comments:

Post a Comment

<< Home