Tuesday, April 01, 2014

吸い込み事故、過去最多と厚労省 ワンプッシュ式で急増


厚生労働省は31日、2012年度に家庭で殺虫剤を吸い込むなどの健康被害が前年度比77件増の1101件となり、1979年度の調査開始以降、最多だったと発表した。死亡例はなかった。  スプレー式殺虫剤の噴霧被害などが増加しており、一度の噴射で長時間の効果をうたう「ワンプッシュ式」の蚊取り剤などによる事故も10年度26件、11年度52件、12年度73件と急増。原因は子どものいたずらが約7割で、自宅の玄関ホールでほぼ全量を噴射し、家族が舌や皮膚のしびれを訴えた例などがあった。  同省は「子どもの手が届かない場所に設置、保管するように」と注意を呼び掛けている。  殺虫剤が296件と最多で、洗浄剤175件、漂白剤127件、芳香・消臭・脱臭剤87件、除菌剤44件の順に多かった。男児(4)が自動噴射型の消臭剤をのぞき込んでいた際に噴射し、両眼に入ったケースもあった。  また、子どもの誤飲事故は前年度比37件増の385件。うちたばこは99件で、調査開始以降34年連続最多だった。医薬品など57件、プラスチック製品40件、金属製品36件、玩具33件と続いた。(山陽)

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