Saturday, January 21, 2012

鳥インフル発生から1年、宮崎、不安尽きない養鶏農家

渡り鳥の数や種類を調査する日本野鳥の会宮崎県支部のメンバー=14日、宮崎市  高病原性鳥インフルエンザが宮崎県の養鶏農家で発生してから、21日で1年。甚大な感染被害を二度と招かぬよう、行政や農家は渡り鳥の監視や防鳥ネットの点検などの対策に力を注いでいるが、不安は尽きない。
 農林水産省によると、鳥インフルエンザは昨冬、9県24カ所の養鶏場で発生、約183万羽が殺処分された。うち約101万羽は宮崎県内の鶏で、同県では1カ月半の間に13の養鶏場に感染が拡大した。経済的損失は同県で91億円、大分県で2千万円、鹿児島県では4億円に上った。
 宮崎県は防疫策を強化。日本野鳥の会に委託し、昨年11月以降、海外からウイルスを持ち込む渡り鳥の飛来、感染状況の調査を続けている。
 被害農家で野鳥の侵入を防ぐネットの破れや養鶏場の壁に穴が発見されたことを反省し、100羽以上の鶏を飼育する約千の農家に立ち入り調査を実施。昨年末までに約730戸で不備を改善し、残り約40戸の指導を急いでいる。
 県内で5万羽近い鶏を飼育する男性(45)は昨年末、農水省が示す「2センチ角以下の網目」という基準に合った防鳥ネットを、50万円掛けて新設した。(山陽)

0 Comments:

Post a Comment

<< Home