Sunday, February 12, 2012

適度な運動で認知機能向上

右脳がバックアップ
 短時間、ジョギング程度の運動をすることで、判断力や注意力など高齢者の認知機能が高まることを実証したと、筑波大などの研究グループが10日、発表した。認知機能をつかさどる左脳の機能低下を、右脳の特定の部分がより強くバックアップしたとみられる。
 グループは65~75歳の男女16人を対象に、10分間ペダルをこぐ運動を実施。運動の前と後に、状況判断力を調べるテストをして処理時間を測定すると同時に、脳の血流変化を計測し、どの部位が活発に動いているか調べた。
 その結果、処理時間は平均約15%速くなった。また、運動前は機能が低下した左脳を補う形で右脳も全般的に働いていたが、運動後は右脳の前頭極部分が突出して活性化。一時的にこの部位の働きが高まり、処理能力をより強くバックアップした可能性が高いという。
 筑波大の征矢英昭教授は「メカニズムが分かってきたことで『運動処方』の開発が期待できる。今後、軽度の認知症やうつ病を患った高齢者への効果や、散歩など軽い運動の効果も調べたい」と話している。(山陽)

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