子ども用人工心臓の治験へ
国立循環器病センター
体外設置型の子ども用補助人工心臓「EXCOR」=30日、大阪府吹田市の国立循環器病研究センター 大阪府吹田市の国立循環器病研究センターは30日、東京大、大阪大と共同で、体外設置型の子ども用補助人工心臓「EXCOR」(ドイツ製)の国内承認に向け、治験を4月から始めると発表した。
同センターによると、子どもは心臓病の進行が速く、生まれつき心臓や大きな血管に異常があることも多い。子どもへの心臓移植が可能になった2010年の改正臓器移植法施行後も子どもの臓器提供は少なく、待機期間は長くなっている。
だが、待機中に体重20キロ未満の子どもに安全に使える補助人工心臓は国内ではなく、治験により早期の実用化を目指す。
治験期間は14年9月まで。対象は0~14歳で体重5~20キロ、拡張型心筋症、虚血性心疾患や先天性心疾患など重症の心不全患者3人。
EXCORはドイツのベルリンハート社製で、同センターによると約20年にわたり約20カ国、800人以上に用いられ、有効性や安全性がほぼ確立しているという。体外のポンプで左心室などから血を抜き、大動脈や肺動脈へ戻す。ポンプ1台で心臓の左右のうちの片側や、2台で両側を補助する。
同センターの市川肇小児心臓外科部長は「移植につなげ、多くの子どもを助けたい。早期に保険適用されるようにしたい」としている。(山陽) Tweet

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