Wednesday, May 23, 2012

PTSD、脳萎縮が左右か、東北大が研究結果


東日本大震災をめぐり、脳の部位「前帯状皮質」が震災前に萎縮していた人ほど心的外傷後ストレス障害(PTSD)のような症状が出やすい―。東北大加齢医学研究所(仙台市)の関口敦研究員らのグループが22日、こんな研究結果をまとめた。  関口研究員らは「脳の萎縮とPTSDの因果関係はよく分かっていなかったが、解明した」と説明。「萎縮していた人に生活上の助言などをすることで、PTSDの早期発見や予防にもつながる」としている。  調査は震災の3~4カ月後に実施。震災前の脳画像データがあった人のうち、仙台市の学生ら被災程度が軽いとみられる約40人を対象にした。  その結果、前帯状皮質と呼ばれる、恐怖や不安などの感情処理に関与するとされる部位が震災前に萎縮していた人は、不眠などの症状が現れやすい傾向が出た。  また、PTSDのような症状が現れるのに伴い、脳の「眼窩前頭皮質」という、恐怖などの記憶消去につながる部位が萎縮する傾向にあったとしている。(山陽)

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