Monday, May 21, 2012

セシウム、餌から取り込み、ヤマメの飼育実験で確認


東京電力福島第1原発事故による水産物への影響を調べている福島県内水面水産試験場(同県猪苗代町)は20日までに、餌を通じて放射性セシウムが魚体に取り込まれていることをヤマメの飼育実験で確認した。  塩類を積極的に体外に排出する海水魚に比べ、体内に塩類を保とうとする淡水魚は放射性物質を蓄積しやすいとされているが、餌による影響が具体的に裏付けられた。  同試験場は「今後は、汚染されていない餌を魚に与えることで、セシウム濃度がどう下がっていくのかを調べたい」としている。  同試験場によると、実験は昨年8月と、12月~今年1月の2回実施。養殖のヤマメを屋内の水槽で飼育し、放射性セシウムを含んだ餌を与えて、影響を調べた。  餌は県内の避難区域などで職員が採取したミミズ(1キログラム当たり約3千ベクレル)、川虫(同約1550ベクレル)、福島県沖で取ったエイの一種「コモンカスベ」を練り込んだ配合飼料(同約450ベクレル)。  1回目の実験では、ミミズと川虫を約1カ月間与えた2匹のヤマメから平均で同139ベクレルを検出。2回目は配合飼料を約2カ月間食べさせた11匹から平均で同82ベクレルを検出した。(山陽)

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