島根県は、今年6月に調査した宍道湖のヤマトシジミの資源量が1万5408トンと推定され、1997年の調査開始以来、最低になったと発表した。
2万トンを割り込んだのは初めてで、4月に設置した有識者らによる「宍道湖保全再生協議会」で原因究明を進め、対策を検討する。
資源量は湖に生息するシジミの推定量。調査は毎年春(6月)と秋(10月)の2回行っている。湖の124か所でサンプルを採集し、全資源量を推定。その結果、昨年秋の約3万3000トンから半減しており、過去最低だった98年春の2万790トンを下回った。
宍道湖では近年、冬場に原因不明のシジミの大量死が起きており、例年秋から翌年春にかけては資源量が減少している。ただ、今年は前年に続いて、秋から春にかけての減少割合が5割と大きかった。県などの継続監視でも、昨年11月から今年2月頃までの間、かなりの大量死が見られたという。
資源量の減少で、宍道湖では2011年、漁獲量が2200トンに落ち込み、20年間守ってきたシジミの全国1位の座を十三湖(青森県)に明け渡したばかり。宍道湖漁協(松江市)はシジミの回復を目指し、休漁日を増やすなどの対策を続けているが、今回の結果を受け、さらなる対応策を県と協議する。
同漁協の高橋正治参事は「行政や専門家と協力し、冬に大量死する仕組みを解明し、ヤマトシジミという島根の財産を守りたい」と話している。(矢沢慎一)(読売)
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