東日本大震災のけがなどが原因で身体に障害が残った「震災障害者」が岩手、宮城、福島3県で少なくとも67人に上ることが20日、3県への取材で分かった。震災では多数の死者が出た一方、けが人は少ないとされてきたが、深刻な障害を残す負傷があったことを裏付けるデータとなった。
3県によると、肢体不自由が33人と最も多かった。重度の1級障害者が31人と半数近くおり、津波で流れてきたがれきや車に挟まれて手足を切断した例が目立つという。
昨年3月11日~今年8月1日までに3県が新規に身体障害者手帳を交付した人のうち、手帳申請に必要な医師の診断書で震災が原因と判断できる人を抽出。岩手県が8人、宮城県(仙台市除く)が36人、福島県が23人だった。仙台市は調査をしていない。
年代別では、60歳未満が14人。高齢者が多く、60代が15人、70代が20人、80代が12人、90代が6人だった。
直接的な負傷のほか、避難所生活で脳梗塞などを発症し手足にまひが残ったり、津波で薬が流され服用できず肺の持病が悪化、呼吸器障害になったりした例もあった。
1995年の阪神大震災では震災が原因で障害が残った人が少なくとも328人いたことが兵庫県と神戸市の調査で分かっている。(山陽)
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