大阪市のオフセット校正印刷会社「サンヨー・シーワィピー」で胆管がんが相次いだ問題で、同社校正部門で働いていた従業員の胆管がんによる死者が出る割合は、日本人の年齢別死亡率から算出された死者数と比較すると約2900倍だったことが20日、産業医科大(北九州市)の熊谷信二准教授の調査で分かった。
熊谷准教授は「異常な数字だ。業務が原因で胆管がんを発症したことは明らかで、厚生労働省は早急に労災認定するべきだ」と話している。
調査によると、1991~2006年にかけて、校正部門に1年以上勤務した従業員は男性62人、女性11人と確認。うち25~45歳の男性11人が胆管がんを発症していた。
11人のうち6人は既に死亡。これは、日本人男性の年齢別の平均死亡率から算出した胆管がんによる死者の約2900倍に当たる割合という。
胆管がん問題では、これまでに印刷業関連の従業員34人が労災申請しており、うち23人が死亡。厚労省は労災申請について可否を判断する検討会を設置し、来春にも結論を出す見通し。
熊谷准教授は、21日に東京都内で開かれる日本胆道学会で調査結果を報告する。(山陽)
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