田辺三菱製薬の子会社ベネシス(大阪市)が、血液製剤を収めた箱の国家検定の合格証紙を不正に貼り替えるなどして出荷していたとして、厚生労働省は28日、薬事法に基づきベネシスに改善命令を出した。
品質に影響はないため回収は指示していないが、厚労省などの調査では以前余った証紙を流用したケースも一部確認され、同省は医薬品の製造や品質の管理基準に違反するとして厳重注意した。
厚労省によると、問題が発覚したのはベネシス京都工場(京都府福知山市)。2008年から11年にかけ、6種類の血液製剤の製造過程で箱が壊れるなどした際に、包装部門の責任者の指示で、箱に貼られた証紙を社員がはがし、製剤を詰め替えた別の箱に貼り替えたり、中身を確認するため箱をいったん開けたりしていた。こうして出荷された製剤は計約8千本に上るという。
ベネシスから今年5月に報告を受けた厚労省が詳しい経緯を調べていた。ベネシスは証紙の貼り替えなどについて「責任者に問題だという認識がなかった。改善命令を重く受け止め、深くおわびするとともに再発防止に努めたい」としている。(山陽)
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