Tuesday, January 22, 2013

食中毒の原因7時間で特定、広島県が新検査法を開発


広島県保健環境センター(広島市)は、ノロウイルスなど食中毒の病原体を約7時間で特定できる検査法をこのほど開発した。一般的には、2~7日かかるとしており、センターは「時間の短縮で、迅速に二次感染拡大を防止できる」と説明している。  センターによると、食中毒の原因となる病原性大腸菌や、サルモネラ菌などの細菌、ウイルスの計12種類の遺伝子にそれぞれ赤、青、緑、黄の色を付ける技術を開発。食中毒症状の患者の便から抽出したウイルスや細菌の遺伝子を増幅させ、検査する。  例えば、食中毒のうち感染性胃腸炎が疑われる場合、ノロウイルスやサポウイルスなど4種類のウイルスの発色を目で確認して判定する。  従来はウイルスや細菌を個別に検査していたため、特定までにウイルスは2~3日、細菌は4~7日かかっていたというが、新たな検査法は12種類のウイルスと細菌を同時に検査でき、7時間以内に結果が出る。  センターは2012年度からこの検査法を使用。松尾健保健研究部長は「食中毒は原因によって対処法が異なり、素早い対応が必要だ。検査法は学会誌などで公開している。研修を通じて普及させたい」と話す。  国立感染症研究所ウイルス第2部の片山和彦室長は「色で判別できるので間違いにくく、原因を探る手法としても有意義だ」などと評価している。(山陽)

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