Wednesday, April 03, 2013

痛みの不快感抑制、ラットで成功、北大院教授ら研究グループ


北海道大大学院の南雅文教授(薬理学)らのグループは、脳内で分泌されるペプチド(アミノ酸化合物)の働きを利用し、痛みによる不快感を抑えることにラットの実験で成功したと、3日付の米神経科学誌電子版に発表した。不快感を生んでいる脳内の「不快神経」の場所も突き止めた。  南教授は「痛みによる不快感が引き金になることもあるうつ病の治療や、がん患者の痛みの緩和に応用できる可能性もある」と話している。  南教授によると、実験では、ラットが不快な経験をした場所には近づかなくなる習性を利用。脳内で分泌される2種類のペプチドの働きを抑えたり促進したりすると、過去に痛み刺激を与えられて避けるはずの場所に長くとどまった。不快感が抑えられたとみられる。  2種のペプチドが、脳中心部の「分界条床核」の一部の細胞にのみ働くことも判明し、そこが痛みによる不快感を生む「不快神経」と特定した。(山陽)

0 Comments:

Post a Comment

<< Home