岡山大病院で今月1日、母親から右肺の中葉部分を摘出して移植する生体肺移植手術を受けた関西地方の男児(3)が22日、病院で報道陣の代表による写真撮影に応じ、元気に回復している姿を見せた。
病院によると、生体での中葉移植の成功は世界初で、男児は国内最年少の肺移植患者となった。
担当医の大藤剛宏准教授は「ご飯もちゃんと食べられている。近く一般病棟に移り、8月には退院できるだろう」とした。母親は既に退院している。
男児は現在、人工呼吸器を外し、集中治療室(ICU)で鼻から酸素の吸入を受けながら、ベッドの上で大好きな新幹線のおもちゃで遊べるまでに回復した。
男児は約2年前に白血病治療で骨髄移植を受けたが、移植された細胞が患者の体を異物と認識して攻撃する移植片対宿主病(GVHD)を肺で発症し、機能が低下した。
肺のサイズが合う幼児ドナー(臓器提供者)が現れる可能性が低く、体格に合うように肺の部分の中で最も小さい中葉の移植を決断した。通常の移植で使われる肺の下葉部分とは血管などの位置が異なり、難易度が高い手術とされていた。(山陽)
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