降圧剤ディオバン(一般名バルサルタン)を使った臨床研究のデータ操作問題で、販売元のノバルティスファーマ(東京)は29日、元社員が統計解析のほか、研究方法の検討や論文執筆などに幅広く関与していたとの第三者調査結果を発表した。
また、上司の中には、元社員が研究に関わっていることを知り、支援した人がいたことも明らかにした。ただ、元社員による意図的なデータ操作や改ざんがあったとは断定できなかったと従来の見解を繰り返した。
元社員の統計解析以外の役割や、ノ社の所属は研究論文には表示されていなかった。
記者会見した二之宮義泰社長は「患者や家族、医療従事者、国民に心配と迷惑をおかけし、深くおわび申し上げる」と謝罪。一方で「調査としては手が尽くされたが、真相究明されていない」とし、研究データを持つ研究実施大学の調査と連携したい考えを示した。
元社員は、京都府立医大や東京慈恵医大など5大学が実施した臨床研究に統計解析の担当などとして参加し、研究の中立性に疑義が持たれている。
京都府立医大の研究は、ディオバンが他の薬に比べ脳卒中や狭心症を減らせるとの内容だったが、府立医大の調査で、実行者は特定できないものの解析データが操作されたとの結果が出た。(山陽)
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