Saturday, July 27, 2013

iPS細胞、シンポジウム山中教授「社会全体で議論を」


人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使った再生医療の実現や研究の進展に向け、iPS細胞を倫理的側面から考えるシンポジウムが26日、京都大であった。iPS細胞の生みの親でノーベル医学生理学賞を受賞した山中伸弥京大教授が講演し「新しい生命技術を受け入れるかは研究者や学者ではなく、社会全体で決めるべきことだ」と呼び掛けた。  山中教授は講演に先立ち「iPS細胞の研究は驚くべきスピードで進んでいる。このシンポジウムが新しい生命技術について考えるきっかけになることを願っている」とあいさつ。  講演では、iPS細胞を使って人間の精子や卵子を作ったり、動物の体内で人間の臓器を作ったりすることが将来的に可能なことを説明し「iPS細胞はいろいろな倫理的問題がある」と指摘。その上で「科学者が自分の技術を素晴らしいと思っても、一般の人は『怖い』と思うかもしれない。科学者と一般の人の間のコミュニケーションが大切だ」と述べた。  シンポジウムは、京大iPS細胞研究所に設置された「上広倫理研究部門」の開設を記念し「iPS細胞から考える生命へのまなざし」と題して開かれた。(山陽)

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